水は大切な資源です。有効に活用するためにできることがあります
水道代は、電気代やガス代と共に公共料金として月々支払っている事業所が大多数と思います。
毎月払い続けるものですから、ちょっとした削減が大きなコスト削減に結びつきやすいといえるでしょう。
水道料金の仕組み
水道料金は通常、「上水道料金」と「下水道料金」を合算して請求されます。
上水道の使用量をそのまま100%下水道に流れるとして課金する「みなし制度」と呼ばれています。
しかし、実際には散水などで下水に入らない消失分が存在します。
その下水道に流れない水量を計測することができれば、認定申請することで減量(減免)することができます。これを『下水道排出量減量認定申請』といいます。
実際には、測定するためのメーター設置費が高価であり、また各自治体により認定の基準が異なるため、確認作業が必要になります。
特に、ホテル、病院、スーパー、デパート、オフィスビル、学校、工場などは多くの消失分を出す事業所です。消失分の下水料金を削減することで、大きなコスト削減が見込めます。
水道代の節約
水道代を節約するために有効な方法を紹介します。
蛇口に節水コマを取り付ける
節水コマとは、水道の蛇口内部に取り付けるゴム製のコマを指します。
コマの突起が水流を阻害し、半開時の流出量を5~10%程度抑えます。
流量を減らしたまま使用感は以前のままですので、違和感なく実施できます。
水不足対策になるため、無料で節水コマを配布している自治体が多いです。
ホームセンターなどでも1個100円程度から購入可能です。
トイレの節水
TOTOの「音姫」は、水流に似た擬音を出す器具で、消音用に無駄な水を流すことを抑制する効果があります。