減額交渉を行う上で必要となる書類の収集や交渉を行う目的などを考えていきます。
知識のないまま、減額交渉に入るのは危険です。
行き当たりばったりで交渉するのは、貸主様にも大変失礼です。最低限必要と思われる知識を身につけてからでも遅くはありません。
事前準備がしっかりとできていれば、自信をもって交渉にあたることができ、貸主様に「賃料減額を真剣に考えている」ことを伝えることにも繋がります。
賃料適正化に取り組む前に、まずは間違った固定概念を払拭することから始めましょう。
賃料交渉に踏み込めない理由
- 思い込み
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- 「賃料の値下げはできない」という固定概念がある。
- 「貸してやっている」「世話になっている」という意識がある。
- へんな意地
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- 賃料の値下げはみっともない、恥ずかしいというへんなプライドが邪魔している。
- 恐怖
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- 家主に「出て行け!」といわれたらどうしようという思いがある。
- 知識不足
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- 不動産価格の上昇、低下や経済事情の変動によって賃料も増減することを知らない。
- 賃料値下げ業務の担当者、専門家がいない。
- 借地借家法を理解していない。
上記のような理由に縛られていると、積極的に行動を起こす気になれません。
まずはそれらを払拭するために、賃料のついての知識を得ること、行動を起こす勇気を持つことが大切になってきます。