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村井 哲之コピー用紙の裏は使うな!
中途半端なコスト削減策は、無駄や非効率の温床になるだけでなく、社員のやる気までそぐ――。多くの企業でそんな現実を目の当たりにしてきた著者が、コスト削減総合研究所を設立して「真の節約とは何か」を示す。
「人件費節約が最も効果的なコスト削減策」「コピーの裏紙を再利用せよ」「事務用品はカタログで一括注文せよ」。
これらはすべて、実質的なコスト削減にはつながらないと指摘。問題の1つは効果測定の甘さにあると断じ、例えば自家発電機を導入しさえすれば電気代が下がるといった経営者の安直な考え方が、逆に経費増を招いていたケースなどを示す。さらに、「徹底して経費項目を洗い出す」「『削減可能マップ』を作成する」など、コスト削減の正しいステップを指南する。
- コメント
- 一つ一つの削減内容に焦点を当てるのではなく、どういった考えで取り組むことで、経営者も社員もハッピーになれるのか? 経営と同じように目的意識を持ってコスト削減業務に当たる事が大切であると教えてくれます。コピー用紙の裏を使ってはいけない理由もなるほどなと思いました。
片桐 明明るいコストダウン
近年の世界的な厳しい経営環境のなか、利益拡大を目指すだけでは生き残ることはできません。
無駄な出費は利益を脅かす一因です。売上拡大が難しいいま、ぜひ現状認識に目をむけてください。本書は、今日からでも気軽に取り組める簡単な手法を記しています。
チリも積もれば、意外な結果に至ります。そして、成果を数字で客観的に認識できれば、さらなるやる気へとつながるはずです。
企業として踏ん張りとおすために、そこに関連する多くの人たちのために、いまこそしっかり会社にお金を残す努力をしましょう。
- コメント
- コスト削減というのは、非常に後ろ向きな事のように思いますが、そうではなく多角的に業務を見渡すことで、本当に必要な経費を判別できるようになります。
経費別のコストダウン策が分かりやすく書かれており、実戦向きの書籍です。