HOME
家賃侍が不動産業界を斬る!第19回 住宅エコポイント制度を斬る!

家賃侍が不動産業界を斬る!

第19回住宅エコポイント制度を斬る!

今年も残りあと僅かとなってまいりました。
今年は冷え込む経済状況の中でエコカー補助金の終了や家電エコポイントが削減され、駆け込み需要後の反動も大きいようです。しかし、まだまだ大型補助金制度が控えています。
そこで今回、「住宅エコポイント制度」を取り上げ、住宅新築時の場合にスポットを当ててみます。

「住宅エコポイント制度」とは?

住宅エコポイントは地球温暖化対策の推進及び経済の活性化を図ることを目的として、エコ住宅を新築された方やエコリフォームをされた方に対して一定のポイントを発行し、これを使って様々な商品との交換や追加工事の費用に充当することができる制度です。

では、どのくらいポイントが付くのでしょうか?
発行されるポイント数は新築の場合、一戸あたり300,000ポイント、太陽熱利用システムを設置した場合は、320,000ポイントとなります。

ポイント交換には

  1. 商品への交換
  2. 環境問題に取り組む団体への寄附
  3. 追加工事費用への充当

が可能です。

中でも【3】追加工事費用への充当の場合、1ポイント=1円換算ですから、それぞれ300,000円、320,000円の充当がなされる訳です。新築住宅を検討あるいは着工されている方には朗報と言えるでしょう。
リフォームに関しては断熱改修された窓の面積や改修部位によってポイントが決められています。

エコポイント取得の条件

新築住宅におけるエコポイント制度は以下の基準によります。

【対象期間】 平成21年12月8日~平成23年12月31日に建築着工したもの
【対象住宅】

  1. 省エネ法のトップランナー基準相当の住宅
    外壁、窓等の断熱性能に加えて、建築設備の効率性について総合的に評価して得られる一次エネルギー消費量が、省エネ法に基づく「住宅事業建築主の判断の基準(トップランナー基準)」に相当する新築住宅が対象となります。これは新築・販売する業者が省エネ法の判断基準に沿って判定します。
  2. 省エネ基準(平成11年基準)を満たす木造住宅
  3. 「省エネ基準」を満たす外壁、窓等を有する木造住宅が対象となります。
  4. 太陽熱利用システムの設置

平成23年1月1日以降に建築着工した【1】【2】に該当する住宅に、太陽熱利用システムを設置した場合も、ポイントの発行対象となります。 条件として一定の集熱性能等が確認された強制循環型で、事務局に登録されたものであることが必要です。

以上の条件を満たした上で建築着工し、工事が完了したらポイントの発行・交換申請を行います。追加工事費用への充当を選んだ場合は、工事施工者にポイント相当額が振り込まれます。

景気回復が遅れる中で住宅取得まで気が回らない方も多いとは思いますが、この住宅エコポイント制度を知っておき、購入の際にはぜひ活用しましょう。リフォームの場合もこの制度が活用できます。

過去の補助金制度が予算の都合で相次いで縮小・削減されていますから、この住宅エコポイント制度も期限ギリギリでの申請では、間に合わない可能性もあるので注意しましょう。
「夢のマイホーム」取得に向けて、ご検討されてみてはいかがでしょうか?

ページの先頭へ

  • 適正賃料とは?
  • コスト削減のための「賃料交渉術」
  • 「店舗開発」と「賃料減額」
  • 無料診断書の役目
  • 外注選びのポイント