HOME
賃料減額事例家賃=実は大きな「流動経費」

減額事例インタビュー


家賃=実は大きな「流動経費」

経営戦略室 部長様

小・中学生をメインとした学習塾を全国主要都市にて約100ヶ所に展開中

現在は生徒数の減少から、法人を対象とした資格・技能講座(PC・宅建など)にも注力。

家賃110番®へのきっかけは?
公認会計士事務所の先生からの紹介です。
一番興味を持ったのは、成功報酬で査定が無料、という点ですね。
サービス内容についてはどのように思われましたか?
丁寧に説明をしていただいて、業界の現状、適正価格の算出方法、減額改定の際の調査や根拠定義づけなど、十分納得ができました。
特に、減額改定の根拠となる部分で、一つは入居からの年数が関与するということだったので、調査していただいてどんな結果が出るか、とても楽しみでした。
何故なら、私共の教室では、入居年数が30年以上になるところもあるからです。当然ながら全教室が対象となるわけではない、ということでしたが、半分の50件でも適正への減額ができれば、金額は大きいですからね。
気になった点はありましたか?
サービスについては、当初気になったのは「家主との関係」ですね。
私共は、大事なお子さんを預かる仕事なので、父兄の方の手前、どんな小さなことでも「噂」が立つだけで不利です。いくら顧問会計士からの紹介でも、賃料が適正よりも高かったとしても、もし不安を感じるようであればお断りしようと思っていました。
その点、家賃110番®の内容はもとより、コンサルタントの方にも、非常に礼儀正しく丁寧に相談に乗っていただき、御社では「社内教育に力を入れている」というだけあってさすがだなぁ、と感心ました。
今回、賃料が減額となってみていかがでしたか?
賃料というものは、「固定費」ではなく、「変動費」なんだ、と思い知らされました。
正直言って、これまでは完全に「固定費」として扱ってきましたから。当社では、一度教室を開いたら平均でも10年~20年は営業しますので、家主さんとも何度も条件を詰めて慎重に物件を決めてきたので、金額は適性だ、と思い込んでいました。ですから、実際に金額が下がった今でも、嬉しいような、情けないような複雑な気持ちでしたね。
この業界は今、中規模塾と大規模塾とで生徒の奪い合いをしており、この10年で生徒数は約15%も減少、1授業あたりの生徒数は、10年前の3分の1以下まで落ちていますから、決して楽なわけではありません。
この時期にこれだけの予算ができたことは、競争力をつけるという意味で、大変有効ですから、同規模の他社と比べても、非常に有利な状況に立ったものと確信しています(笑)。
賃料は御社にとってどのようなものとお考えですか?
先にお答えしたように、固定のもの、と考えていましたので、ショックでもありますよね(笑)
これまではどうだったのか?と・・・。実は、社内では「業績が下がったら、コストも削減しないとね」、という程度の認識しかなかったんです。
しかし業績が上がっているときだからこそ、出て行くコストも比例して増大するわけで、賃料も同じく適切に「管理」をしていかなければならないものだということを思い知らされました。
そうすれば撤退しなければならない教室ももっと減るかもしれませんしね。
今後力を入れて行きたいところはどこですか?
人材教育と人件費の削減ですね。
一見矛盾しているように見えるかも知れませんが、マーケット環境も変わってきたので、人事面の強化、社内の人事編成などに力を入れて行きたいと思っています。
これまでは、講師はヘッドハンティングが多く、人件費がかかっても仕方がない、と諦めてきた面もあります。業界の常識にとらわれず、社内の人材や、性格特性なども生かしたチーム編成、人事を行って、より堅い組織作りをして行きたいと思います。
最後に「家賃110番®」サービスについて一言お願いします
ホームページや資料を見せていただいて、設立自体は2001年と若い会社のようですが、事業の性質上からか、非常にきちんとした年配の方が多く安心感がありましたね。年配とか若いとか、本来は関係ないのでしょうが、どうしても年配=経験者と考えてしまいがちなんです。
一方、若い方もとても礼儀正しく、大変気持ちよくお付き合いさせていただくことができました。ありがとうございました。

取材を終えてお忙しいところありがとうございました。
とても温かみのある校舎で、塾という無機質な空間のイメージにはあまり当てはまらないところだなぁと感じました。
取材中は、とても真摯で丁寧に対応してくださった部長も、生徒さんが帰られるときに満面の笑みで送りだされていたのを見て、専務のお人柄に触れたような気がしました。
さすがに教育一筋に心血を注いでいらっしゃった方だなぁと・・・。
新米の私にも分かるように丁寧にお話をして下さり、本当にありがとうございました。


ページの先頭へ

  • 適正賃料とは?
  • コスト削減のための「賃料交渉術」
  • 「店舗開発」と「賃料減額」
  • 無料診断書の役目
  • 外注選びのポイント